固形石鹸は敏感肌に優しいの?

目次

肌に優しい固形石鹸の選び方

敏感肌に優しい石鹸成分のチェック

日ごろ使っている石鹸はどのようなものをお使いですか?
お肌が強くない方は特に、毎日使う石鹸に関しては選ぶときに注目してもらいたいことがあります。

利用している石鹸の成分です。

肌に使う石鹸類は全成分を表示しないといけない事になっています。成分表示は上から順に配合の多いもの後ろに行けば配合の少ないものとなっています。
特に注目して頂きたいものとしては英語表示のものです。肌に使うものだから安心と思っていてはいけません。
毎日使うものだからこそ、中身が何で出来ているのかを確認してみてください。

不要な成分がもたらす肌への影響

固形石鹸の成分表に記載されているものが多ければ多いほど肌に優しいのか?と考えるとそれは正しいことばかりではありません。
中には「肌に不要」なものが含まれていることもあります。

皮膚から石鹸の成分が微量であれ、吸収されることがあるので、この点も注意していくのが良いと思います。特に肌の弱い方は要注意です。配合成分でアレルギーの症状が出てしまったという症例も出ています。

固形石鹸の特徴

洗浄力が高めの機械練り石鹸 VS. 保湿重視の枠練り石鹸

良く店頭で見かけるものとして、白い石鹸(または色付き)と透明な石鹸がありますが、何が違うのでしょうか。

製造方法や製法が違うのですが、使う側からすると、白い石鹸は洗浄力が約98%、枠練り(透明)石鹸は洗浄力が約60%で保湿・機能成分が約40%。
また、機械練りは出来上がりまで10日前後に比べ枠練りは60-90日ほど掛かります。

機械練りは水によってふやけてたり、溶け崩れやすい傾向にあるのに比べ、枠練りはふやけにくく溶け崩れにくいのが特徴です。

敏感肌には枠練り石鹸がおススメ

枠練り石鹸は長時間かけて作り上げるため、石鹸の分子が大きな結晶になります。少量で良質の泡をつくれるのので、泡切れが良いので肌への負担が少ないのが特徴です。

保湿・機能成分が高いので洗い上がりがしっとりとするのも敏感肌の方におススメです。

機械練り石鹸と保湿重視の枠練り石鹸のメリット・デメリット

機械練り石鹸は洗浄力が高く、低価格のものが多いのが特徴です。
デメリットとしては洗浄力が高いので肌に使い方によっては必要な皮脂まで取ってしまう可能性があります。

枠練り石鹸は保湿・機能性が高いので肌の弱い方、敏感肌・乾燥肌の方におススメです。また、1回に使う量が少なくても良質の泡を作ることができるので、石鹸のヘリが遅いのが特徴です。
ただ、製造に約2か月~3カ月の時間がかかるのと、機械ではなかなかできない作業なので多くの人の手を経て出来上がるため、単価が高いというデメリットがあります。

石鹸洗顔の魅力

適切な洗顔方法で肌を守る

肌に余計な皮脂がついている状態で日常を過ごすと、何等かの肌トラブルを引き起こす原因ともなります。このためにも適切な洗顔をされることをお勧めします。

肌への刺激を少なくするために石鹸はきちんと「泡立てる」こと。指と顔と石鹸の泡でクッションを作ることで、肌への負担を減らします。

顔の部分の皮膚組織は非常に薄いのでゴシゴシをこするように洗うと肌を痛めるどころか、シミやしわの原因となります。固形石鹸は泡立てネットを使い、十分に泡立てた上で「泡」で洗顔をしてください。

美肌を目指すためのステップ

たまに泡立てネットなどで洗顔をする方がいますが、あくまでネットは「泡」を作るもの。決して泡立てネットで顔をこすることはしないでください。

泡で顔をマッサージするように円を描くように丁寧にマッサージをしてください。ただ、あまり時間をかけすぎると肌に必要な皮脂を摂りすぎてしまう可能性があるので丁寧にかつ、時間は掛けず行ってください。

あとは石鹸の成分をきちんと洗い流す事。
石鹸の成分が肌に残った状態だと、肌トラブルの原因となることもあります。
基本は丁寧に洗い、丁寧に流す。

洗った後は基礎化粧品で肌を整えてください。

メイクをしていた場合はクレンジングをしっかりとした上で洗顔を行ってください。

実は簡単?固形石鹸の泡立て方法

簡単に泡立てる方法

固形石鹸は泡立ちが悪いから苦手…という事を聞いたりします。枠練り石鹸の場合は石鹸の結晶成分が大きいため、すぐに良質の泡を作ることができます。
これには少しだけコツがあります。それは…泡立てネットを利用するということ。

泡立てのポイント

泡立てのポイントとしては泡立てネットを一旦水(またはぬるま湯)で濡らして軽く絞ること。

そして、石鹸を円を描くようにこすりつけ、「石鹸を置いて」泡立てネットだけをもんでいきます。
そうすることで石鹸の泡に空気がどんどんはいり、モコモコととした泡を作ることができます。

石鹸が泡立たない…という場合は手に油分がついている場合が考えられます。
クレンジングあとなどで泡が立たない場合は一旦泡立てネットについている石鹸分を洗い流し、改めて泡立ててみてください。

固形石鹸の保管方法と活用方法

適切な石鹸の保管方法

固形石鹸を最後まで使いきれない…溶けてしまう。という場合、まずは石鹸のトレーの見直しを行ってください。
特に機械練りの石鹸は水分に弱く、お風呂場などに置きっぱなしにしてしまうと最後まで使いきれずに溶けてしまう可能性が高くなります。機械練り石鹸は使ったら都度軽くふいてお風呂場にはおかず石鹸トレーにしまいましょう。

枠練りの石鹸は溶けにくいのでよほど湿度の高い場所でなければお風呂場に置いておいても最後まで使いきれますが、それでも石鹸トレーは水分が溜まらないものがベストです。

また、お風呂場に置いておく場合、石鹸の蓋がついているものはおすすめできません。石鹸トレーの内側に水蒸気となって水分が溜まってしまう可能性が高いからです。

ボディソープとしての活用法

固形石鹸は基本、洗顔も身体も使えます。ボディソープとしてご利用の場合でも「泡で洗う」のが基本です。ナイロンのボディタオルはあくまで「泡立て用」としてご利用ください。
肌に直接使うと敏感肌の方などは肌を痛める原因となってしまいます。

綿やシルク配合の素材のタオルを使うのもおススメですが、枠練り石鹸に関してはシルク配合(たんぱく質)の素材は泡が消えてしまう傾向にあります。

石鹸の泡は「皮脂・油分と結合してなくなる」のが本来の役割です。枠練り石鹸は洗浄成分が多くないのでシルク成分のあるものを使うとシルク部分のたんぱく質と結合して泡立ちが悪くなります。また、動物性のボディブラシにも同様なことが言えます。

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