春の和ハーブティー

和ハーブ

~ ヨモギ・桑・柿の葉でつくる、春のゆらぎに寄り添う一杯~

春は、花粉・黄砂・気温差・紫外線が重なり、肌も心もゆらぎやすい季節。 そんな時期にそっと寄り添ってくれるのが、昔から日本で親しまれてきた ヨモギ・桑の葉・柿の葉 といった“和の葉っぱ”です。

庭に生えている方は摘んで。 もちろん、スーパーの乾燥葉や市販の和ハーブティーでも同じように楽しめます。 摘んでも、買っても、どちらでも大丈夫。 春のゆらぎにやさしく寄り添う一杯を、暮らしに取り入れてみませんか。

目次

和の葉っぱをおいしく楽しむために知っておきたいこと

葉っぱはやさしく洗うのが基本(※生葉の場合)

庭で摘んだ生葉を使うときは、まず 流水でさっと洗う のが大切です。

  • 土やほこり
  • 小さな虫
  • 表面の雑菌

これらを落とすため。

ゴシゴシこすると香り成分が抜けるので、 指先で軽くなでる程度の“やさしい洗い方” がポイントです。 洗ったあとはキッチンペーパーで水気を取ります。

買ってきた乾燥葉は洗わずにそのまま使う

市販の乾燥ヨモギ・桑・柿の葉は、 洗浄 → 乾燥 → 選別 の工程を経て食品として販売されています。

そのため、

  • 洗うと香りが抜ける
  • 湿気を含んでカビの原因になる
  • 風味が落ちる

という理由から、乾燥葉は洗わずにそのまま使います。また、香りを立たせたいときは、 軽く焙じ(炒る)ます。

草そのものの味をやさしく変える“ひと手間”

生葉はどうしても 草そのものの味・青臭さ・渋み が出やすいもの。 これをやさしい香りに変えるには、まず 焙じる(炒る) のが一番。

フライパンで弱火〜中火で3〜5分、葉っぱを軽く炒るだけで 青臭さが飛び、香ばしさが出て、まろやかな味わいに なります。

ヨモギ・桑・柿の葉、どれも焙じるだけで驚くほど飲みやすくなるので、 まずはこのひと手間がおすすめです。

和ハーブティーの作り方

フライパンで焙じる → その場で飲む用(基本の作り方)

  1. 生葉は洗って水気を取る(乾燥葉はそのまま)
  2. フライパンに葉を広げる
  3. 弱火〜中火で3〜5分
  4. 香りが立ち、色が少し変わったら火を止める
  5. 急須やカップに入れて熱湯を注ぐ

フライパンで焙じる方法は、 その場で一杯をていねいに淹れたいときにぴったりの作り方です。

弱火でゆっくり温めることで、 和の葉っぱが持つ やさしい香りがふわっと立ち上がり、 草っぽさがすっと消え、まろやかな味わい に変わります。素材そのものの良さを引き出せるので、 ヨモギ・桑・柿の葉の“やさしさ”を感じられる方法です。

レンジで乾燥 → フライパンで仕上げ(まとめて保存したいとき)

こちらは、まとめて作っておきたい人向けの方法。レンジで乾燥させると時短になるけれど、 香りが飛びやすいので、最後にフライパンで軽く焙じて仕上げます。

  1. 生葉を洗って水気を取る
  2. キッチンペーパーに広げる
  3. レンジ600Wで30秒〜1分(様子を見ながら)
  4. 乾燥したら、フライパンで10〜20秒だけ軽く焙じる
  5. 完全に冷まして保存容器へ

時間がある日にまとめて仕込んでおくと、 いつでもすぐに和ハーブの香りを楽しめる“作り置き”になります。
レンジで乾燥させてから、最後にフライパンで香りを整えることで、 保存しやすさとやさしい風味の両方を大切にできる方法です。

ヨモギ・桑・柿の葉の効能と注意点|春にうれしい和ハーブの基礎知識

ヨモギ ― やさしく温めて、巡りを整える和ハーブ

ヨモギは昔から「温め」に使われてきた和ハーブで、 胃腸・血流・自律神経 にやさしく働きかけるといわれています。

  • 胃腸:冷えによる張り・重さをやわらげる
  • 血流:からだを内側から温め、巡りをサポート
  • 自律神経:香りが落ち着きを与え、リラックスに向く
よもぎ

春の冷えやすい時期にぴったりな和ハーブです。

安心して楽しむためのポイント

  • 香りが強いので、濃く淹れると苦味が出やすい
  • 妊娠中の方は量を控えめに
  • 血液をサラサラにする薬(抗凝固薬)を飲んでいる方は、念のため医師に相談すると安心
  • 初めての方は“薄め”から試すとやさしい味わいに

桑の葉 ― 食後にもやさしい、ほんのり甘い和ハーブ

桑の葉は、糖の吸収に関わる働きが注目されていて、 胃腸・食後のだるさ・代謝 にやさしく寄り添うといわれています。

  • 胃腸:食後の重さを軽くしてくれる
  • 代謝:春のだるさを感じやすい時期に向く
  • 血糖サポート:食後のお茶として人気がある理由
桑

クセが少なく、毎日の一杯に取り入れやすい和ハーブです。

安心して楽しむためのポイント

  • 濃く淹れると青っぽさが出るので、最初は薄めに
  • 体質によってはお腹がゆるくなることも
  • 糖尿病の薬を飲んでいる方は、念のため医師に相談すると安心 → 桑の葉は糖の吸収に関わるため
  • 市販の乾燥葉は洗わずにそのまま使う

柿の葉 ― やさしいビタミンCで春のケアに

柿の葉は、ビタミンCが豊富で熱に強いのが特徴。 春の紫外線が気になる時期にうれしい働きがあります。

  • 皮膚(肌):ビタミンCが春のケアに
  • 血管:ビタミンCは血管の健康にも関わる
  • 免疫:季節の変わり目に寄り添うやさしいサポート
柿

クセが少なく、どんなお茶とも相性が良いのが特徴です。

安心して楽しむためのポイント

  • 生葉は渋みが出やすいので、焙じるか乾燥葉がおすすめ
  • 乾燥葉は香りが弱いので、緑茶と合わせると飲みやすい
  • 特定の薬との強い相性は知られていないが、  サプリや薬を複数飲んでいる方は医師に相談するとより安心
  • 市販の乾燥葉は洗わずにそのまま使う

和ハーブティーの飲み方 ― やさしく続けるためのコツ

まずは“薄め”から始める

和の葉っぱは、焙じると飲みやすくなるとはいえ、
最初から濃く淹れると「草っぽさ」や渋みを感じることがあります。

  • 小さじ1
  • お湯200〜250ml
  • 抽出1〜2分

このくらいの“やさしい濃さ”から始めると、香りがふわっと広がって心地よく飲めます。

ブレンドで飲みやすさを整える(おすすめ3選)

和ハーブは、ほかのお茶や食材と合わせると 味がまろやかになり、続けやすくなるのが魅力です。

ヨモギ × 生姜(ぽかぽかブレンド)

ヨモギの温める力と、生姜のぽかぽか感が重なって、春先の冷えやすい時期にぴったり。

  • ヨモギ小さじ1
  • 生姜スライス1〜2枚
  • お湯を注いで1〜2分

桑の葉 × ほうじ茶(飲みやすさNo.1)

桑の葉のほんのり甘みと、ほうじ茶の香ばしさが相性抜群。和ハーブ初心者さんでも飲みやすい組み合わせです。
食後にもおすすめです。

  • 桑の葉小さじ1
  • ほうじ茶小さじ1
  • 急須で1分ほど

柿の葉 × 緑茶(ビタミンCのやさしいケア)

柿の葉のビタミンCと、緑茶の爽やかさが合わさって、春の紫外線が気になる時期にうれしいブレンドティーです。

  • 柿の葉小さじ1
  • 緑茶小さじ1
  • 1分ほど抽出

水出しは渋みが出にくく、初めての方にもおすすめ

春〜初夏にかけておすすめなのが水出しです。渋みが出にくく、すっきりとした味わいになります。
また、「温かいお茶が苦手」という方にもぴったりです。

  • ポットに葉を入れる
  • 冷蔵庫で4〜6時間置くだけ

春は、からだも心もゆらぎやすい季節。 そんな時期に、ヨモギ・桑・柿の葉といった和のハーブは、 どれも強すぎず、暮らしにそっと寄り添ってくれる存在です。

ヨモギは温めに、桑の葉は食後のすっきり感に、柿の葉はビタミンCによる春のケアに。
それぞれがちがう働きを持ちながら、どれも“やさしく続けられる”和ハーブです。

そして、安心して楽しむためには、 体質やお薬との相性を少しだけ意識しながら、 “薄めに淹れる”“ブレンドする”“水出しにする”など、 自分に合う飲み方を見つけてみてくださいね。

毎日の中に、小さな一杯を。 その積み重ねが、春のゆらぎをふわっと軽くしてくれますように。

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